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​高田派の作法
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高田派では、他派にはない歴史がありますので、正確に言うと、専修寺が2ヵ所あります。本寺と本山です。

栃木県の専修寺さんを本寺といい、一身田の専修寺さんを本山と称して区別しています。

 

また、他派さんと異なる習慣は法名です。真宗高田派では、「釋□□○○信士(信女)」と道号が入り、他派で用いないのが一般的な「位号」の信士(信女)や院号が付いた場合の居士(大姉)が付くのが普通です。

 

焼香の作法はご存知のとおりでしょうが、

 

一、尊前にて一礼(合掌はしません)

二、焼香三回(指先は上向けにしないで、またお香は高く上げたり、いただくこともせず、そのまま)

三、合掌して礼拝(念珠の親玉を上にします)

四、尊前にて一礼(合掌はしません)

 

お仏壇では、ご本尊はご存知でしょうが、仏具の特徴は、輪灯の違い高田派では桐輪灯を使用します。

ちなみに本願寺派(西本願寺)では菊輪灯ですし、大谷派さんではつる輪灯です。

 

五具足も本願寺派や大谷派のは仏具店でも多く紹介がありますが、高田派では「麟鳳型」(りんぽうがた)です。詳しくは「高田派の仏壇」をご覧ください。

 

お仏飯は、蓮のツボミの形に盛ります。

 

[日常勤行]

お朝事

 

重誓偈-正信偈-五首引和讃ー短念仏ー迴向文ー改悔文

 

お夕事

 

重誓偈ー文類偈ー五首引和讃ー短念仏ー迴向文ー御書

 

お朝事は他派と同じに正信偈ですが、お夕事は「西方不可思議尊」で始まる『文類偈』です。真宗十派の中で日常勤行に『文類偈』を勤めるのは高田派だけです。

 

迴向文(回向句)も本願寺派・大谷派は、朝も夕も「願以此功徳 平等施一切 同発菩提心 往生安楽国」ですが、高田派では、朝は天親菩薩の『無量寿経優婆提舎願生偈(『浄土論』・『往生論』)』の「世尊我一心 帰命尽十方 無碍光如来 願生安楽国」です。 お夕事は同じく「願以此功徳 平等施一切 同発菩提心 往生安楽国」です。

 

 

高田派の御書は、第14世堯秀上人によって編集して以来、巻一から巻七までありそれに報恩講御書を加えて全部で83通が納められています。御開山親鸞聖人はもちろんのこと、御歴代のお手紙が収められています。

 

真宗では珠数と言う言葉よりも念珠という言い方をします。

高田派ではお念珠の親珠を上にして房を左に下げます。二連の場合には小珠のついている方を左にします。本願寺派とは異なります。

住職にお聞きになってください。

 

なお、大事なことですが、宗派名(教団名)は浄土真宗高田派ではありません。「真宗高田派」です。ご自身の宗派名ですのできちんと覚えておきましょう。

真宗10派の教団名は

本願寺派(西本願寺)・大谷派(東本願寺)・高田派(専修寺)・佛光寺派(佛光寺)・興正派(興正寺)・

 

木辺派(錦織寺)・出雲路派(毫摂寺)・誠照寺派(誠照寺)・三門徒派(専照寺)・山元派(證誠寺)

 

真宗教団連合加盟10派の記載のとおりで、浄土真宗と付くのは10派内では本願寺派だけです。

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